完全図解・つくば霞ヶ浦りんりんロードで花見サイクリング
桜の季節に行こうと思っていた、つくば霞ヶ浦りんりんロードを走ることにした。
高速で3時間半、車載して岩瀬駅にたどり着いたが、裏手にある岩瀬休憩所の駐車場は既に満車である。駐車場所を探していると偶然、県道41号線沿いの犬田南バス停付近にパーキングゾーンを見つけた。都合良いことにりんりんロードの沿道である。ここに駐車して、11時過ぎに出発。
岩瀬休憩所以外の休憩所にも駐車場が併設されていたが、軒並み車が止まっていた。車載で訪れるなら、早めの到着がいいだろう。
りんりんロードは岩瀬駅から土浦市まで、田畑が広がる中を進む。廃線跡のサイクリングロードなので、民家や町の間も通る。そして、駅のプラットホームの石組みも残っている。道はまっすぐで、どこまで行っても平坦だ(途中、筑波山の麓を回り込むような道筋だが、上り坂は全くない)。
道幅は車道のように広い舗装もよい。ただし、他の道と交差する箇所が非常に多く、全て黄色い車止めが設置されているので、ストップアンドゴーが多く、ずっと速度が出たままで走れない。
桜シーズンとあって、サイクリストが多いほか、地元の人も自転車や徒歩で行き交う。子供連れの家族も多い。クロスバイクが多いのは、レンタサイクルが多いからだろうか。
真壁城址の石碑がある真壁休憩所までは旧駅のホームに桜が植えてあることが多いが、県道41号の歩道を過ぎて再び自転車専用道に入るあたり(つくば市大字上大島付近)からの桜並木が素晴らしい。道の両側に桜が植えてある箇所は、まさに「桜のトンネル」になっているし、背景には筑波山がそびえてきれいだ。
筑波休憩所は、筑波山口のバスターミナルに併設されていて、バスターミナルでは、つくば市のレンタサイクルもあるようだ。バスターミナルの前には、松屋製麺所があり、サイクリストが店外のベンチに座っている。
筑波休憩所を過ぎたところに、桜並木発祥の碑があった。筑波山は吉野山とならぶ桜の名所だったそうで、たしかに山の中腹に山桜の薄桃色が雲のようになびいている。
北条を過ぎると、小田城址の土塁に沿って道は進む。手前の案内所付近は枝垂れ桜が見事だった。
次の藤沢休憩所あたりまでが桜並木が美しい区間だった。桜並木はこの先、土浦までの沿道にも植樹されているが、まだ咲いていない箇所や若木の箇所も多かった。
14時半前に虫掛休憩所に着いた。ここまで35キロ余り。ここから土浦までは以前走ったことがあるので、ここで引き返す。
行きは写真を撮りながら進んだが、帰りは追い風だったのか、時速30キロ近くまで上がる。
このシーズンから新調したZonda特有のラチェット音も聞こえるようになったが、体感的にはあまり大きな変化は感じられなかった。乗り出しも軽くなった感じはしないが、巡航速度の最高値が27~8キロまで上がり、平坦路で漕ぐのをやめても速度が落ちづらい気はする。反面、軽めのギアでくるくる回したので、足と腰が痛くなってしまった。シーズン最初で身体がなまっているからだろうか。
大分疲れてきたが、真壁休憩所で休んだだけで、終点の岩瀬休憩所まで行ってから、スタート地点の駐車場に戻った。
すでに夕方の17時前。全行程6時間、72.3キロだった。
沿道にはコンビニやスーパーがいくつかあるので、飲食物の補給は可能だ。各休息所にはトイレやサイクルラックもあり、ベンチなども整備されている。小田城址の案内所やバスターミナルにも、サイクルラックや空気入れが置いてあった。
サイクリングロードの入り口を示す標識も多くあり、サイクリングロードには黄色い車止めが沢山設置してあるので、道に迷うことはないだろう。
ただ、平坦でまっすぐな道であるだけに、桜の季節が終わったら、走っていて単調に感じるかもしれない。輪行で片道だけを走って、浮いた時間で、筑波山や真壁の街並みなどへ寄り道するのもいいかも知れない。
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